無題
ノイズ。
物事はたまに「ハァイ!」という挨拶をしてから訪れる事もあるけれど、スワッティング時のように御挨拶抜きで扉を蹴破りいきなりごついブーツと銃口で襲いかかってくる。
OMGで済むならいいけれど、大抵は心身へ傷を残していく。酷ければPTSD、そうじゃなくても時折涙が頬に流れ、身体が震える。
自分の場合ずっと精神科医にお世話になっている。
ただ自分は、先述したような襲撃に遭ったときにフワッと冷たい人間になって、淡々と対応/行動することがある。
ええ、わかりました。それで? はい、そちらの書類にサインですか? はい、こちらをどうぞ。
自分ではコントロール出来ないスイッチがあるのかも知れないけれど、自分は患者として素直でいたい気持ちもあり精神医学についてはできるだけ避けるようにしてる。診察中、担当医との会話を余計なものでややこしくしたくないから。
フリップ。
明日、何かを体験するなり物事の訪問を受ける可能性は何パーセントか分からない。自分としては連続性があるけれど変化が起きる可能性も。
出来れば、小さな花束を持った紳士の歓迎を受けたいけれど、大抵はひどいめまい、請求書、ポスティングのチラシの山、福祉事務所からの連絡、冷蔵庫の中の消費期限を過ぎたミルクのパック、バスルームの掃除。
あるいは、ぼんやり歩いていたせいて電動自転車にぶつかってしまうかも。
シフト。
でもまあ、今まで生きてきてまずまずだったと思っている。ここに住んで9年。最初は好きになろうと努力したけれど、今はもう諦めてる。ただ部屋のある地区は気に入ってる。
一般的な人達のような規則正しい生活を送っていないから、どこからが朝でどこからが夜かは定義しづらいけれど、ちょっとだけでもマシな朝になりますように。
---------OUT.