短句:2012年05月28日
鶴さえ止まらぬ無残な老松を
風情ありといじめ抜くのは
歌人のみ
独り身のポストにあるは
チラシか請求書か
むなしさだけか
払暁の鳥の声のみが
我が身をやさしくなだめるも
やがて雑音が彼らを散らしてしまう
鼓動さえ聞こえぬ静寂を
求める我が身の狂おしさ
鶴さえ止まらぬ無残な老松を
風情ありといじめ抜くのは
歌人のみ
独り身のポストにあるは
チラシか請求書か
むなしさだけか
払暁の鳥の声のみが
我が身をやさしくなだめるも
やがて雑音が彼らを散らしてしまう
鼓動さえ聞こえぬ静寂を
求める我が身の狂おしさ