小料理屋さつきの天井裏

「小料理屋さつき」では扱わない小ネタとかmixiからの転載等。

2012-09-09:愚痴

 離婚を2度して、両方とも自分のウツが主な原因なのだけれど……だからといって、ウツである自分を否定したりはしてません。なっちゃったものはしょうが無い。それでも生きていたい。ただ、ウツでありBPDである自分ゆえ、どうしても上手くいかないときがあるんですよね。また、やっぱり精神病は「罹患しないと分からない」部分が多くて、それをウツ患者では無い人に少しでも理解してもらうのが非常に難しいというのがあります。

 先日、人力検索はてなで回答しましたけれど、最初の夫と離婚した原因は、ウツ病を理解してもらえなかったというのが大きいです。「帰宅しても電気がついてなく、食事の仕度もなく、暗い部屋でぼーっと寝ているのに耐えられない」と言われた時や、カウンセリングを最初は一緒に受けてくれていたのですが、段々「俺は耐えられない」と言われ拒否された事がありました。また、自分自身もあの当時ウツ病の治療に対して今ほど能動的だったり知識があったわけではなかったので、上手く説明できなかったし、対処もできなかったと思います。社会的認知度も低かったですしね。ここ10年でかなり変化したと思いますが……

 二人目の夫については、さつきの方に書いてあるのでまあ、掘り返しはしませんが、色々と互いに抱え過ぎちゃいましたね。また、慣れない場所で辛かったというのもあるでしょう。慣れないと言えば大阪も慣れていませんが……とはいえ、中京地区よりかはまだ勘はありますけれども。

 さておき、ウツ患者自身の意識向上も大事なんですが、やっぱり周囲に少しでも理解してほしいというのはあります。大いにあります。「なまけ病」とか「自然と治る」とか言われても……特に自分のような、長期罹患者は辛いと思います。何故直らないの? とか、少しでも働いたり、色々やってみなさいとか告げられた時は特に。できないんですよ。でもそれを上手く説明できない。医師からの指示なのでとしか告げられない。

 自分でも分かりません。出来たらこんな「動けない人生」から離れたいですよ。結婚していた時、それなりに家事をやって、パートで収入を得て生活を支えたかった。でも、出来なかった。

 過去の傷があまりにも大きすぎて、修復不可能になってる。過去は変えられないので、病気の原因が過去にある場合、どうにも……と。また、BPDも、自分のウツと深い関わりがあると思います。

 病院や調剤薬局に置いてあるパンフレットだと、自分のような長期罹患者は話題の対象になっておらず、完治とは書いてませんが、最後は社会復帰云々という感じになってます。でも、自分のように社会復帰出来ない人もいるんだよというのも出来れば社会の人たちに少しでも伝わったらと思います。どれ位の割合なんでしょうね、自分みたいな反復性等の長期ウツ患者というのは。

 ただ、自分は幸いにも執着があって、生きていたいと願っているのだけが救いですね。うん? 幸い……?うーん、個人的、そして担当医的には、でしょうか。ウツ患者なんかとっとと死んでしまえという考えの人だっているでしょうから。

 暴力衝動と戦い、薬で強制的にシャットダウンしたりしつつも生きているのは、明日何か楽しい事があるかもしれない。直接目撃しなくてもネットで話題になったりする楽しい事や、本とかコミックとかアニメとか、他の趣味の事とか雑学とか……兎に角、興味深く楽しい事がポンと出てくるかも知れない、それをキャッチしたいという好奇心でしょうね。それが命綱。

 確かにウツ状態が酷いと、ネトゲとか他の趣味さえ放棄して寝ているか2chやふたばをぼーっと見てるだけの生活になりますけど……それでも、一本の糸は残ってて、生きてる。

 以前もさつきの方で書きましたが、ホント、社会貢献も何もできないですけれど、それでも生きていたい。く生まれ、宇宙の歴史の中でたった一度の人生を送り、死ねば全て失うんです。確かに死ねば辛い事からも解放される。でも、楽しい思い出も全て忘れ、親しい人たちとも永遠に別れなくてはならない……さみしんぼの自分には耐えられません。

 死を恐れるウツ患者……ある意味、一番困るパターンなのかも。

 そんな自分だから、死んでも死にきれずに図書館の幽霊になっちゃったりするといーかなーとか思ったりしてます。ふう。