小料理屋さつきの天井裏

「小料理屋さつき」では扱わない小ネタとかmixiからの転載等。

またひとつ、新たな事を知る……蓮田善明氏のこと // もっと色んな事を題材にした歌詞を

【社会】 全国児童養護施設協議会が明日、都内で記者会見、日テレに抗議表明 「人権侵害、差別ドラマだ」★2
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1390206140/ 2chニュー速+に立ったこのスレの最初をサササッと読んでいると、気になるキーワードを書いてらっしゃる書き込みを見つけました。

28 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2014/01/20(月) 17:33:54.83
>>1
この蓮田院長って蓮田善明の息子だからな
強い意思を持って行動する血を引いてると思うぞ
蓮田善明は三島由紀夫の『感情教育の師』とも言われる文人で、
16歳の三島を見いだして激賞し、三島の最期にも大きな影響を与えた人
終戦時にジョホールバルで日本を裏切ろうとした上官を射殺し自らも自決した

 三島由紀夫氏に影響を与えたという蓮田善明氏については、名前を聞いたことがなく「ああ、また、自分が気づいていない重要な事が!」と思って早速ウィキペディア蓮田善明氏について読んでみました。

 その中で、うううううううううーーむ、と唸ったのが下記の箇所。

 ◆蓮田善明 - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%93%AE%E7%94%B0%E5%96%84%E6%98%8E

蓮田善明は先鋭な古今主義者で、今日に生きる自分の切実な問題意識に応えるものとして、「自然に芸術的秩序を命課する絶対世界」である古今集を 強く押し出した。蓮田は、『詩と批評』で、「文学の噴出点は、凡ゆる意味の現実自然の素材天質から抽象された文学的世界である。抽象といつても、正しく言 へば、自然から抽象されたやうに見えるが、実は自然に芸術的秩序を命課する絶対世界の開眼である。これに触れることによつてのみ自然も文学の素材となり、 素質も文学的元質を発輝する。(中略)彼らのうちたてた風雅の秩序は遂に此の現身の世界を蔽つて、文化世界へ変革をなしとげた」[5]と記している。

 ショボイ自分にとては非常に難解な所なのですが…… 自分の解釈として、「朝が来て陽が昇るとか、夕暮れになり空があかね色に染まる」というのはある意味、毎日あたりまえに起きること。物語でいえば、「王道」とでも言うべき事だと思うのです。その基本、自然だけでなく、この世界のあらゆる事象をよくよく観察することを忘れてはいけない。つまり、読み手の心をうつ作品は、事象をしっかりと観察した基盤、リアリティがあってこそ成り立つものではと……と、自分は読み取ったんですが、あのあの、それでいいのかなー?

 私は、自然が四季折々に私達にみせてくれる美しさを綴った和歌や俳句が大好きです。春の光りにキラキラ輝く小川。ヒバリの声。夏の草むらから立ち上る独特の草いきれ。早朝の薄もやのなかで開く朝顔。朝、寝床で寒さを感じて秋の到来を知ったり、黄金色に輝く銀杏の葉。新聞を取りに外に出たときの白い息。街灯にきらめく牡丹雪。そして、そんな自然のことに、思い人への恋慕、別れの悲しみ、大切な人への思いを偲ばせる技巧には、ただただ、感服する他ありません。

 何気ないことであっても、自然がみせる美しさを大事にし、そこに自分の感性を上手に添える…… 一見簡単そうに見えるんですけれど、くどくなったり、ありきたりだったり。本当に難しいと思うのです。自分の「御勝手流」である短句も、全然まだまだ。自分で書いていても、「あ、これはいいかも」っていうのはほんのわずかなんです。

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 牛丼屋でもぐもぐやっている間、最近のポップが流れてきます。でも、歌詞は「好き好き大好き彼が大好き、会いたい会いたい傍に居たい」みたいな似たようなものばかりで、辟易してます。出来れば、和歌や俳句を沢山読んで頂き、人生を歩む中で出会う様々な事を歌詞にしても、とか思うのです。

 確かに恋愛ソングは売れるっていうのはあると思うんですが、人生って、恋ばかりじゃないでしょう? 友達とキッツイケンカをしたり、仲直りするためにどうすればいいか悩んだり、かけがえのない友達に感謝したり、親子のこともあるでしょう。

 アイドルが、彼女達と同世代の子供の視点から親や大人をどう見ているかっていう歌があってもいいと自分は思うのです。恋の歌も勿論だけれど、それ以外のそういう事も歌っていいんじゃないかなって。