小料理屋さつきの天井裏

「小料理屋さつき」では扱わない小ネタとかmixiからの転載等。

誰も寝てはならぬ

 亡きパヴァロッティ氏の十八番であり、観客も大好きな曲ですね。あまりにもアンコールが続くので「もう、私を寝かせてくれないか?」とパヴァロッティ氏が観客に告げたとか聞いた記憶がありますが……

 さておき、「中国空母遼寧、東シナ海へ」と、「江西省の第二砲兵部隊基地から、100両余りの軍用車両が出ていった」という話。きな臭いですねぇ。普通、このテの話はさつきの方に書くのですが、自分は軍事知識が無いので間違ってたら怖いっつのがありまして。でも、この話、特に第二砲兵部隊がごそりと動くのが気味悪くて、なんか書かずにいられないんです。

 中国人民解放軍第二砲兵部隊 - Wikipedia より(太字、アンダーラインは朝霞)

中国人民解放軍第二砲兵部隊は、中国人民解放軍の三軍(陸・海・空軍)から独立し、それらと並ぶ軍事組織・軍種であり[2]、三軍は中国共産党中央軍事委員会が指導する中国人民解放軍四総部が軍令・軍政を行うのに対し、第二砲兵は四総部を通さず党中央軍事委員会が直接、指揮命令する。

 こういう存在がごそり動くというのが。F.S.S.の、.ミラージュの連中みたいなのか、もしくはフィルモアの、ナイアス率いる「もえぎ騎士団」みたいなものかなーとかね。

 示威行為はよくあることだけれど…… 国民の不安不満を政府に向けないよう、こういう行為をすることでそちらに目を向けさせ、気を散らせたいというのも考えられるし、国外へ向かって「うなり声を出す」というのもあるでしょう。けど、なーんか、日本を相手にしたいというより、米国を引っ張り出したいような気がするんだよね。領土問題で、交渉段階では「当人同士でやってくれぃ」というスタンスの米国を挑発したいのかなって。

 かつて「眠れる獅子」と呼ばれていた(清の時代だけど)時代の後色々な事が起きて膝を折ってしまう。で幾多の戦争や内乱の後今の中国があるわけだけど…… でも、中国という国は、ぴょんぴょん飛び跳ねるバッタを無理矢理箱に閉じ込めているようなものだと自分は思っているから。

 バッタの入った箱をの蓋を片手で押さえつつ、もう片方の手に持ったハエ叩きで飛び回るハエを追い払いたい、そういう、なんつーかなぁ、欲張りというか、そうせざるを得ないというか…… それに、ソ連の崩壊のような事を極度に恐れているでしょうから、今後どこへ向かって何をするかよく分からない国ですよ、ホント。

 ってことで、タイトルの「誰も寝てはならぬ」になるんです。何しでかすか分からないので、警戒網はしっかりしておくけれど、あからさまな事はしないって感じかな?

 そうそう、今は、拳と拳で殴り合う戦争の時代は終わりを迎えつつあり、無人機に代表されるようなピンポイントな戦いの時代になりつつあるのでしょうけれど、それでも内外への示威行為に使えますからね。デッカイものは。

 別に、軍事関係じゃなくても、歴史上、デッカイものは示威の為に作られてきましたからね…… ぶつぶつ、ぶつぶつ……

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 トゥーランドット - Wikipediaより

第2幕

(略)カラフは姫に対して「それでは私もたった一つの謎を出そう。私の名は誰も知らないはず。明日の夜明けまでに私の名を知れば、私は潔く死のう」と提案する。(略)

第3幕

(略)カラフは「姫も冷たい部屋で眠れぬ一夜を過ごしているに違いない。夜明けには私は勝利するだろう」とその希望を高らかに歌う。(中略)ティムールとリューが、求婚者の名を知る者として捕縛され連行されてくる。名前を白状しろ、とリューは拷問を受けるが、彼女は口を閉ざし、衛兵の剣を奪い取って自刃する。リューの死を悼んで、群衆、3大臣など全員が去り、トゥーランドット姫と王子だけが残される。

王子は姫に熱い接吻する。姫はリューの献身を目の当たりにしてからその冷たい心にも変化が生じており、彼を愛するようになる。ここで王子ははじめて自らの名がカラフであることを告げる。「名前がわかった」と姫は人々を呼び戻す。

トゥーランドットとカラフは皇帝の玉座の前に進み出る。姫は「彼の名は……『愛』です」と宣言する。群衆は愛の勝利を高らかに賛美、皇帝万歳を歌い上げる中、幕。

 犠牲がでてしまいますが、最終的に姫は閉ざした心を開きます。しかし、「国」の胸中は常に秘められたものですし、個人レベルの愛ではどうにもならぬ事の方が多いのが世の中。

 さて、今後どうなるやら。