小料理屋さつきの天井裏

「小料理屋さつき」では扱わない小ネタとかmixiからの転載等。

異世界に行ってもニートだった件。<序-1>

 いつものように、小言がたっぷり載った晩飯を急いで食べ、籠城場所たる自室へ戻った。
 「トントントンとうまく行くわきゃないんだよ、クソ」
 スリープにしていたPCを戻し巡回の続きをする。時々スマホゲ。
 「ここにいる難民救助の方が先だろよ」
 
 難民。俺たちニートは日本社会の難民なんだよ。
 なんとか就活を済ませて会社に潜り込んだが……ヒス女にバカ上司。サビ残に受話器からの怒声。そりゃあ給料は貰えたけど、だるだるーのだるいんだわ。何かと言えば責任責任。
 結局取引先とケンカしてその会社クビ。転職したものの、今度は勘違いブスと行き後れブスに挟まれてあることないこと……てめぇらは結婚すれば全部終わるんだろうが、男は違うんだよ!
 なんだかんだで、気づいたら自宅警備
 学生時代なら次のバイト探すかぁーってなるが、今更学生に混じってバイトとかないわー

 部屋の小型冷蔵庫からビール(親父は発泡酒だけどなw)を出してグイッといく。たまんねー
 酒の肴にゲーム配信を見ながら煽りを少々。キッズは沸点低いから笑えるー
 その後は昼に見つけて入れといたMODの動作確認という大人タイムだ。

 で。カーテンの隙間が黒から青白に変わってきた。
 血まみれの巨乳ビキニアーマーっ娘とお別れしてPCを再びスリープ。
 くたくたの布団に潜り込む。
 しかし、俺の楽しみはこれで終わらない。
 
 俺は夢を見るのが好きだ。といっても現実でどうのこうのの夢ではなく睡眠中の夢だ。空を飛び、宇宙にも行った。野外フェスで歌った。現実世界で素人童貞止まりなのに夢で様々な女性とセックスした(何故か顔は覚えていないが)。買い物先で棚にある商品を片っ端から落とし、銃を撃ち、車を暴走させた。夢の中で「今俺は夢を見ている」という認識がない事が殆どだが、目が覚めて先ほどまで見た夢を思い出すと、最近の映画館よりも迫力があって先が見えない夢のほうが格段に凄いんじゃないかと思う。
 
 しばらくラノベを読んでたが本格的に眠気が来たので読書灯を消して丸まった。

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 暑い。じゃない、熱い。
 「た……か……し…… お……き……」
 声がする。でも何で熱いわけ?
 「い……つ……ま……で……」
 やばい、熱いというレベルじゃなくなってきた。夢? これって夢だよね?

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 なんか変な電波受信したので、ちょっと文にしてみました。ネタ帳に少しかいたりもしたので、せめて家族? 紹介の所まで行きたいですね。がんばれタカシ。