小料理屋さつきの天井裏

「小料理屋さつき」では扱わない小ネタとかmixiからの転載等。

恋するのが怖いというご質問への回答

 人力検索はてなの「恋愛 恋に対して恐怖感があります。 話すようなことは普通にできてもそこから踏み出すことができません。人を好きになれなくなりそうで怖いです」というご質問に対して。

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  40代後半のおばさんです。

 「恋愛対象として好きになる人が現れるまで、好きになる気持ちを無理にスイッチオンさせる必要はないのでは?」と自分は考えます。

 周囲が「**歳になるのだから、結婚を視野において恋をしなきゃ!」といっても、検定試験を受けるわけじゃないのですから、無理に恋をする必要はないと思うのです。
 自分が初めて異性とつきあったのは21歳の頃です。その後も、異性はまず「友人として」つきあうことが多く、その後、ピピッときた(としかいいようがありません)人と恋愛までいったという感じですね。

 この「ピピッと感」を文章で説明するのは難しいです。
 おばさんの今、若かった頃を振り返ると「あの時、あの人と恋愛してみたかったなあ」と思ったりしますが、その当時「ピピッと」こなかったので、恋愛関係にならなかったんですよね。
 手を繋いだり~性的接触まで距離感を縮めたいとか、自分が他の人には話せない話を共有したいとか、「この人となら、喜びも悲しみも共有したい、共に解決したり悩んだりしたい」と思うことでしょうか……

 今、怖いとおもってらっしゃるなら、無理に恋に近づかなくて良いと思います。
 ただ、リアルやネットで、様々な人と接したり、小説やノンフィクション等読んだりして、人間関係構築について学んだり考えたりすることだけは続けて欲しいと思います。

 そのうち、質問者さんの中で「ピピッと感」センサーが生まれるかもしれません。
 今は「恋をしなきゃ!」とか「リア充にならなきゃ、周囲に遅れる」と焦らないほうが良いと個人的に思います。
 特に、周囲の人達の言葉に惑わされないようにしてください。20代後半に周囲が結婚するので、自分も焦って結婚したけれど不満点が……という相談はよくあることなのです。
 質問者さんの人生は、宇宙が始まってから終わるまで、たった一度きりのものです。恋はマニュアルなんて無いと思っています。芽吹くまで自然に任せてみてはいかがでしょうか。

----コメント欄で----

 オマケ……自分自身の経験から。

 今はひとり暮らしをしていますが、結婚していた時期があります。
 中学や高校の頃、クラスメイトや同期でカップルは確かにいましたが、自分が恋愛するなんて、ましてや結婚するなんて思っても居ませんでした。
 ところが、高校の同期の中では比較的早めに結婚し……離婚も一番最初でした(笑)
 人生って、不思議なものです。何が起きるか分りません。

 質問者さんの人生で「これからおこりうるであろうこと」に恐れ、おびえてしまうのは、おばさんとして理解出来ます。自分も離婚を決断するとき、沢山悩みました。周囲に迷惑をかけてしまうとか、実家のご近所にヘンに思われたら嫌だなとか……
 でも、そこで思考停止して、動かずにいたら、問題解決への道も閉ざされてしまうのではと思うのです。

 辛い事や怖い事が人生には沢山あります。むしろ、幸せと感じる時間の方が少ないと、おばさんは自分の人生を振り返り思います。
 けれど、あきらめないで、周囲に頼れる人がいないか、よーーーく探したり、ネットで検索していくと、解決の糸口が見えたり、アドバイスをくださる人に出会えたりします。
 自分はそうやって、助けていただいて何とかこれまで生きてきました。

 質問者さんのこれからの人生に何が待ち受けているか分りません。
 しかし、困ったり悲しい時、落ち着いて周囲をみわたせば、きっと解決の糸口や、出口に導いてくれる手が見えると思います。
 今はこうやってインターネットで相談もできます。
 
 また、悩みが出来たら、相談にきてみてください。 

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 人生って、本当にフシギだと思う。10年前、自分が大阪でひとり暮らししてるなんて思いもよらなかったし、20代の始め、大阪の賃貸を引き払う時、再び自分が大阪暮らしをするなんて予想だにしなかった。

 高校時代、結婚なんて自分から一番縁遠い事だと笑っていたし……本当、変な方向にばかり進んでしまって、苦笑しか出ない。

 でも、それが自分の人生。

 60歳になる事ができた時、どういう暮らしをしているか分らない。でもいい。「きっとこうに違いない」とか「あのようにすべきだ」と構えず、ゆるゆる歳をとって、世の中の移り変わりを観察したり、楽しい出来事で破顔したりすればいい。

 もしかしたら、また恋をするかもしれない。それはそれで。良いご縁に巡り会えたとストンと喜ぶだけ。

 もしかしたら、また失恋するかもしれない。そしたら、また悲しいけど……それも人生だと、沢山泣いて、うじうじして、歯がみして、また泣いて……それでいいよ。何歳になっても、失恋は辛いから。

 出来るだけ長生きしたい。悲しいことが沢山あるだろうけど、もしかしたら……月へ旅行する人が出る時代になるかもしれない。自分はお金がないから無理だろうけれど、旅行会社でパンフレットもらって、ニヤニヤするくらい、いいじゃない。

 それ位、カタスミに生きてる自分だけど、人生は、世界は、ワクワクが見つかる宝箱ってこと。