小料理屋さつきの天井裏

「小料理屋さつき」では扱わない小ネタとかmixiからの転載等。

自分はウツ。それは事実。開き直るしか、ないっしょ?

 ウツ病だああぁorz とかやってたら、20年近く間断あけたりもしたけど、治療続けたりできなかったかも。子供の頃から自分は「自分は自分、他は知らん」みたいな、ある意味失礼な部分があって、それが悪い方向に出たことは沢山ありました。とはいえ、そういう風に考える事が良い時もあると思うんですよ。それがウツになった時だと思います。

 今の担当医からのアドバイスで大事にしていることは沢山あるのですが「辛い時に休むのは自然なこと。何ら後ろめたい事ではない」ということです。風邪を引いて熱を出したりして寝込んでいる。それは社会的に認知されるパーセンテージは高い事だけれど、ウツで辛くて寝ているのは、体温計とか症状が分かりやすいなどのはっきりしたものがないため、社会的に認知されにくい事だと感じています。それゆえ、今の担当医に出会うまでは、ウツで薬飲んで寝ているということが「何か申し訳ない、後ろめたい事」だったんですね。

 けど、改めて考えれば、病気の症状が出て、それで休んでいる訳なので、安静にしているのは悪くないことなんですよ。うん。けど、「ウツじゃない人」からすれば、何でそんな事でクヨクヨしたりイライラして寝てるのか理解出来ないと思います。自分の経験上。

 そんなもんで、「自分はウツ。他の人は健康。ああ良かったね。でも自分はウツでしんどいので、寝ます。じゃ!」みたいな事になります。シンプルになります。ガンガン寝ます(ぉぃ) 無理して症状悪くなるよりもう寝ちゃえと。ただ、いつか充電池じゃないですけれど、それなりに動ける時があったり、食料がピーンチ! とか、動かないといけない時が出て、しゃーねーなーと、エコバッグ持って出かける事が出来ます。

 そこのコンビニに行くまで、健康な人なら何てことはないけれど、自分……この季節の自分にとっては、「扉の向こうは異界」です。外に行きたくありません。ヤダヤダ病が出ています。ホント、外に出たくない。

 でもまあ、空腹には逆らえなかったりするんで、出る時はあります。今はもう、ある程度楽になるまで頓服飲んで堪え忍ぶしかないっす。

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 さて。

 人力検索はてなのある質問について自分が書いたコメントです。上記の「ウツだっていう事実を真正面から受け止め、ある意味、開き直る」という部分について書いています。

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  自分はウツ病以外にも、色々な病気を抱えたり手術もしましたが、それを負い目と見たり、健康な人をうらやましく思ってヒネてしまったりはしません。

 個人個人、人生の中で抱えるであろう事は様々で、他人と比較して落ち込んでいたらきりがありません。   むしろ、自殺したり、家族や周囲に暴力を振るったり、無関係な人を巻き込んで暴力事件や殺人事件を起こすよりも、精神科で治療を受けることの方が……取り 返しがつかなくなるようなことが起きる前に、自分で自分を律する努力をする方が良いと自分は考え、治療を続けています。
 ある意味、「ウツ病だからどうした? 自分はちゃんと治療を続けている。生涯治療を続けなければならない病気は沢山ある。自分にとってそれがたまたまウツ病であっただけ」と開き直っています。
 正直、病気はしんどいです。けれど、治療を続けなかったもっともっと辛く、周囲にあたりちらしたり、嘆いてばかり、くやんでばかり、ヒネたりした人生になっていただろうと思います。

 しかし、今の担当医に出会う迄両手で数えなければいけないほどの精神科に御世話になりました。転居を繰り返したせいもありますが、今、住んでいる大阪に転居した後、4カ所ほど回ってやっとたどり着いた次第です。
 精神科にしても、自分の内科の病気の病院にしても絶対に妥協はしません。自分の人生がかかっているので、より良い医師に会えるまでひたすら粘ります。
 
 他の人間からすれば、自分は馬鹿げたどうしょうもない人間かもしれない。しかし、この宇宙が始まって、地球が誕生して何十億年、そして自分が死んだ後も無限の時間の間の中、たった一人だけしか自分は存在しないんです。
 その、貴重な「一度きり」を、なるべく良い方向に進めることができるのは自分だけです。そして、法律に反せず、道徳や礼節を守って生きるならば、非難されるとは自分は思いません。非難するなら、その根拠を論理的に、社会的秩序や法律、道徳や礼節に反しているか示せ、個人的感想に寄らないものであるか示せと自分は強く言いたいです。
 質問者さんに「精神科医にお世話になる人=家族がおかしい=育ちが悪い」と言った方に自分はそう尋ねたい。強く尋ねたい。根拠の無い思い込みもいい加減にしろ、馬鹿なひとりよがりで子供を脅かし、その子の人生に傷を付けるなと言いたい。
 
 そういう風に感じるのは、自分がおばさんで肝っ玉が座ったからというのではなく、若い頃からある意味、マイペースで、病気を抱えつつも、ゆっくりとしたペースであっても一歩一歩、着実に、道徳や礼節を重んじつつ、生きていこうと決めたからです。
 それでも、自分がコントロール出来ない家族のトラブルで頭を悩ませたりして、心がすり減ったりし、病気がダラダラと続いていますが。

 どうか、より良い精神科を探すことを諦めないでほしいと思います。

 ◆全国の精神保健福祉センター
 http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/center.htm

 各都道府県にこのセンターがあります。大体、県庁所在地の市にあります。電話相談ですが、病院の紹介となると、電話相談だけじゃなく、面談相談になるかも知れません。利用料は無料です。面談相談で悩みを打ち明けるだけでもかなり楽になるのではと思います。

 自分を大切にして下さい。たった一度、誰にも体験出来ない、自分の人生です。胸を張って、顔を上げて生きて下さい。病気や、いじめられた事、人生の悩みな ど、後ろめたい事ではありません。誰しも人生で悩み、苦しみ、もがきあがきして生きているのです。そして、たまに自分のように、自分ではどうにもならない トラブルに巻き込まれ、自分の器では処理仕切れず精神科の扉を叩かざるをえないのです。
 そして、そういう自分へ変化していくお手伝いをして下さるのが、こころの事に関する専門家であることを忘れないで欲しいと思います。

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 自分が今生きていること。

 自分に残された最後の宝が、生きる。何があっても何としてでも生きてやるという気持ちだと思っています。

 両親が見ることができなかった未来を、出来るだけ先を見てみたい。自分の生涯が終わる瞬間まで見ていたい、ただそれだけです。

 

 辛い事はこれからもあるでしょう。でも、今まで沢山辛い事がありました。それを乗り越えてきたじゃあないか。その「乗り越えてきた事実」が、自分にこれから先もなんとかやっていけるさ、という気持ちを与えてくれます。

 

 まあ、なんとか生きれるもんです。人間は。