小料理屋さつきの天井裏

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2012-12-07:歴史

 具合が悪いので、こういう考えが頭に浮かんでしまう。まずはその事を注意書きとして。
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 山川出版社の「詳細世界史」にしろ、なんらかの歴史の教科書などを読むと、大抵は戦争や対立があって、その後会議なりあったりなかったりして次の段階に進むけど、また戦争や内乱などが起こる。つまりは、血が流れて肉が飛び散って、人間の歴史は時を刻んできたということだろうか。

 そういうページが有る程度あったあとに、その時代一区切りに栄えた文化のまとめが当たったりする。芸術家達に作品を作らせてコレクションしては、将軍達に指示し、たまに自ら陣頭に立って来たのが君主達ってことだろう。
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 現代はどうななろう。確かに様々な技術の発達は戦争にも影響を与えた。それでも、「大戦」と呼ばれる世界を巻き込んだ大規模戦争は起きていないにしろ、内乱や紛争、海賊行為等は起きている。また、情報伝達の拡散速度が速まったために、有る程度の権力をもった人物のコメントがすぐに様々な人の目につくようになった。
 「CNN.co.jp : 急進派がスフィンクスとピラミッドの「破壊」呼びかけ エジプト」てなことが一例である。他にも、どこかの国が、ロケット実験と称して「打ち込みますよ」と何度も言ったり、時折実際にショボイのを海に打ち込んだりする。
 その一方で、権力者が親族等の名義を使って金を貯め込んだりしている話はごまんとあり、とある国では、大統領の任期が終わる頃に大抵、それらの事で糾弾されたりというのが恒例になってる。
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 過去の歴史を嗤う人は少なくないだろう。現代とは違うと。しかし、人間の本質のようなものはあまり進化してないのではないだろうか。相変わらず戦争をし、蓄財し、ゴミを出し、笑ったり泣いたり、怒ったり悲しんだりしてる。
 「歴史は繰り返す」と言う言葉はあるけれど、むしろ、人の歴史そのものに大いなる変化はないのではと、ふと思ってしまうのだ。