小料理屋さつきの天井裏

「小料理屋さつき」では扱わない小ネタとかmixiからの転載等。

短句

さっきtwitterで

変な事を昨日考えて、なんとなくかいたりとか。 起動時のbeep音 諸行無常の響きありWEBデザイン、 盛者必衰の理をあらはすおごれる客先 衰えずITドカタの睡眠時間 唯春の夜の夢のごとし納期も遂にはやってくる偏に(ITドカタの精神力は)風の前の塵に同じ…

短句

心中で くしゃりと握る 雪便り 鏡見て 愚痴と白髪が 増えたと苦笑し 台所に滑り込む朝日を 手で遮る どうせ東京のことよと 肩すくめ 良くないと分かってても コンビニ頼り

2013-08-04: 短句 2013年08月04日 /2013年8月14日 無題

老松の ねじれし節の その先に 稟として 空突く緑あり 住吉の 御浜に 寄せる波のごと 諸人の打つ 柏手の音 幼子が 笑む度ふえる 老い皺かな よく見えぬ故に 聞こえる音ありて ------------------------------------------------- 四十半ばにして 苦裏多けれ…

短句:2012年05月28日

鶴さえ止まらぬ無残な老松を 風情ありといじめ抜くのは 歌人のみ 独り身のポストにあるは チラシか請求書か むなしさだけか 払暁の鳥の声のみが 我が身をやさしくなだめるも やがて雑音が彼らを散らしてしまう 鼓動さえ聞こえぬ静寂を 求める我が身の狂おしさ

短句:2012年05月20日

通り雨にうたれて 地下鉄の入り口に駆け込む 空を見上げ いつ止むかと 振り返れば こんな事が幾つあっただろう あのときもそう 雨の中走り去るあなたを追えず 横に立った見知らぬ女の 雨にぬれて匂い立つ香水の香りに 僕は顔を覆った

短句:花や草や木や:2012年04月19日

桜は遠くから楽しむものと 河川敷に座り、目を落とせば しらぬ草たちがひしめきあっている。 踏まれても踏まれても 名をとわれなくとも 彼らはしっかり、息づいている。 小さな稲荷社への道を覆う青竹よ 見えぬ風さえとらえて歌う。 山の実りと田畑の実りを…

短句:2012年02月17日

寒風に鋭さを増す松が枝 サイレンの音に未だ慣れぬ夜 現実と日光を遮るカーテンか 狭い湯船で逆に澱み スーパーの売り場のみ春が来て 雛しまう母の心ぞいかあらむ ------------------------------------------------- 瞳を閉じるまえに うとうとと。 ここで…

短句:2011年11月30日

万の秋津追いし友よ いまいずこ 薄暮の静けさのままとまれと欲す 脳ばかり物狂おし なれど身の重さなまりありて 好きな音楽さえ いとわしく それが悲しく 倭姫過ぎし山の風よ ここにも降りよと 橋を越えた先を見よと 井戸より札を上げ

短句:カリヨン:2011年06月05日

カリヨンの音の街に響き 祝うでなく 弔うでなく わびしさを耳に残す 伏せよ。 目を伏せよ。 伏せよ。 顔を伏せよ。 伏せよ。 自らを伏せよ。 広場を行き交う人々は止まらねど 我は耳を押さえ そして 胸を押さえる 大きな扉のすきまにもぐりこみ 教会に入れば…

短句:夜の街:2011年05月31日

月も星もなく 街の灯りを受けて真の闇を知らぬ夜空 あふれるは 人とゴミとたわいのない会話 地下鉄のシートに座る人達は鞄を抱えているけれど、 心に何を抱えているの? 住めば都というけれど 都になじめぬ我は? されど、運命が我をここに導いた。 生き抜く…

短句:2011年05月20日

稲を踏む 風の音 恋しくて 涙するも めだか住む小川にもならず よどみし川わけて 船すすむ音すれど 姿見えず 昔ながらの商店街抜ければ 両手に荷物 いつの間にか増えて

短句:朝露:2011年03月08日

旅立ちの朝 扉を開け 若草しげる道へと 踏み出せば 朝露散りゆく 我が進まねば 露よ 散らずにとどまったか いや、されど 朝の光上れば いやおうなしに露は果てぬ 我が足に 露を忍ばせ 霞払いて 歩み出さん。

短句:2011年02月02日

過ぐ夏を 上目で見送る 蝉殻よ 幼子の 頬をうらやむ 三十路かな 雨音の タタラ 夜半に心地よく 潮風を恋しく思う夏便り 背伸びして 郷を指し見る展望台 魚屋の 鯖 むっちりと 尾を上げて (年不詳 多分30代半ば頃と思う) -------------------------------…

短句:2011年02月10日

伏せし椀に まじない入れて 猫もどり来ぬ。 フィール伝える ハンドルに 安心覚ゆ。 近くて遠きは 帰り道なり。 倭姫 おとずれし山を見て 安心し。 風に叫べど 答え帰らず さするより 己が心の 鐘を鳴らせと。 桜花さえ 散り落つるまで舞踊る いわんや人の人…

短句:2010年11月24日

風がどうせ散らすなら、指で花びらを散らしてしまえ トゲが指先を噛んでも。 踏んだ花びらから、立ち上るかすかなかおりは 先を歩く君には届かない。 ------------------------------------------------- ココアのマグを手で包む 暖かさより君の思い出が カ…

短句:泣かないで:2010年10月05日

泣かないで そう言うけれど 止まらないの 胸の奥から 深い澱みから あふれてくるの 押し黙ってしまう あなた 目を背ける あなた 立ち去ってしまう あなた 何も言えなかった わたし 顔を伏せる わたし 動けなかった わたし 泣かないで 泣きたくないの 泣かな…

短句:風:2010年09月27日

桜の花びらを水面に散らす風 竹林の中を駆け抜ける風 青々とした稲穂の波をかき分ける風 よどんだため池にさざ波を立てる風 雪と共に舞い踊る風 吹いて 吹いて 吹いて どこから どこへと いいえ 来し方行く末などどうでもいい ただ 散らして 駆け抜け 踊って…

短句:それでいいから:2010年09月27日

希望なんて ショーウインドゥのマネキンが着ている服 彼女たちが着ているから 綺麗に見えるだけ 幸せなんて 遠くから望む、遙かか彼方まで広がる花畑 近づいて足元を見れば 枯れ、踏みつけられた花々が 見つめないで 近づかないで 思うだけで 眺めるだけで …

短句:Lost:2010年09月10日

思い出すのは 海の色 暗い冬の海の色 その海にゆっくりと沈んでいく 水圧は胸から空気と言葉を奪い 酷冷は身から体温と感情を奪う 目は光を追うも 光は私を見捨てる 耳は音を求めるも 音は既に姿を消した 後は何が残っているのだろう 後には何があるのだろう…

短句:やまどり:2010年09月08日

やまどりよ いまいちど ひとこえ鳴けよ やまどりよ お前を求め 深谷めぐるか お前を待って こころ悩ますか 谷をめぐりて 迷い人となるか 待ちつづけて 草となるか やまどりよ おまえはいずこ やまどりよ

短句:2008年12月15日

・寄り添うふくら雀のうらやましけり ・薬だけで腹八分目の朝哉 ・広い寝床になりてもちぢこまりて眠る也 ・水道水の冷たさに故郷を想う ・クレヨンを持てども画用紙の無い若人や ------------------------------- 知人にエクスパックで荷物を送った後ふと思…

短句:2008年10月22日

・身体が薬の時間だとわめいて時を知る也 ・夕暮れに蝙蝠の悲しきひとり舞 ・何故メモしたか忘れてメモ紙繰り ・爪磨く時のみ女心感ずる也 ・調剤薬局を出て心底ほっとする也 ・畑主を横目で見つつ餌ついばむ鴉 ・謝るのならお騒がせするなと選挙カーに内心…

短句:一歩:2008年10月15日

やっと歩き出せる。 逡巡の時期は終わり、私は決めた。 歩きだそう。 また以前のように 伏し倒れ、動けないときもあるだろう。 その時は休むしかない。 でも、落ち着いたらまた、歩きだそう。 自分の横の風景が変わるまで 何年かかるか分からないが 誰のため…

雑記:私は私。:2007年11月18日

スカートを履かないのは似合わないから。 化粧をしないのも似合わないから。 シーブリーズは大好きだけれど香水は大嫌い。 チノパン、シンプルなニット、運転しやすい靴。 爪は短く、何も塗らない。 すっきりとした格好をするのは大切だけれども、飾り立てた…

短句:なんとなく。:2007年09月24日

無理矢理つなぎ合わせた器に よどんだ液体がたゆたっている 軋むつなぎ目から液体がにじみ出る 縁が欠けてこぼれ落ちていく いつ落下して器が飛散するか いつ倒れて液体がこぼれるか それとも 乾いた空気の中で 液体が蒸発し 器が脆く崩れ去るか 今日も危な…